ヤエヤマアオキの実の味と健康効果



ヤエヤマアオキの実

 

 

ヤエヤマアオキの実は日本では基本的に食用ではありません。しかし、東南アジア諸国や太平洋諸島、熱帯地域においては、健康維持、スタミナ増進、病気予防等のためなどに広く活用されているポピュラーな存在になっています。

 

ヤエヤマアオキの実は、ノニの実という呼び名でこうした熱帯地域では古くから食用として利用され、ちゃんと文献もあります。オーストラリアの原住民であるアボリジニもこの実を好んでいたとされています。また、第二次世界大戦においては、ポリネシア基地の兵士たちの戦場マニュアルにも活力をつけるための食べ物として載っており、安全な食糧源であると指導されていました、

 

インドネシアでは成熟した果実をそのまま食べますし、果肉を野菜サラダにも加えます。葉はナシゴレンに加えられ、唐辛子ソースに加えることもあるそうです。

 

ミャンマーの僧侶も栄養補給のために実を食べます。タイでは葉をトムヤムクン・スープの材料に使用します。

 

ノニ樹皮や根は染料として利用されますが、原産国のインドネシアでは食用に用いていないのはちょっと意外です。いずれにしてもヤエヤマアオキの実は健康食品としての存在が主です。

 

ジュースでは成熟果実100%ストレート搾汁があります。 果実を長期間放置して浸出する液体の飲料もありますし、果実粉末を加えたり、他の果実ジュースと混ぜて飲みやすくした製品もあるようです。

 

米国でジュースは、香料を加えたものが多いそうで、軟カプセル、硬カプセル、錠剤、顆粒、濃縮液、粉末などの商品も出回っています。原料としては果実そのもの、もしくは有機溶媒抽出エキス粉末で、日本では葉のお茶が販売されている。

 

このように健康食品として販売されることが多いのです。ジュースの味は、テレビ番組の罰ゲームに使われていたということで想像がつくと思いますが、強烈なニオイが鼻をつき、醤油が腐ったようなニオイとも、ドブの味と言われております。まずいジュースの代名詞です。